リノベーションコラム
こどもみらい住宅支援事業における必須リフォームとは?
「こどもみらい住宅支援事業」では、自宅を省エネリフォームすることで、全世帯が最大30万円の補助金を受け取ることが出来ます。ただし、すべてのリフォームが対象ではない点に注意が必要です。今回は、「こどもみらい住宅支援事業」における必須リフォームについて解説します。
こどもみらい住宅支援事業の対象となるリフォーム
「こどもみらい住宅支援事業」で補助金を受け取ることが出来るのは、以下の8つのリフォーム工事です。
対象工事 | |
必須リフォーム | ・開口部の断熱改修 ・外壁、屋根・天井又は床の断熱改修 ・エコ住宅設備の設置 |
任意リフォーム | ・子育て対応改修 ・耐震改修 ・バリアフリー改修 ・空気清浄機能・換気機能付きエアコンの設置 ・リフォーム瑕疵保険等への加入 |
また、必須工事とされる3つリフォームのいずれかを含む必要があります。さらに、1回の申請によって支給される補助金の合計額が5万円未満の場合は申請できません。
必須リフォームの概要と補助額
ここでは、必須リフォーム3種類の内容と、受け取れる補助額を解説します。
開口部の断熱改修
開口部の断熱改修リフォームとは、窓ガラスを断熱性の高い物に交換、内窓の設置、玄関ドアの交換など、自宅の断熱性を向上さるものが該当します。受け取ることが出来る補助額は、下記の表の1枚あたりの金額に施工箇所数を掛けて算出します。
ガラスの交換 | 内窓設置・外窓交換 | 玄関ドアの交換 | |
大 | 8,000円/枚 | 21,000円/箇所 | 32,000円/箇所 |
中 | 6,000円/枚 | 16,000円/箇所 | 28,000円/箇所 |
小 | 2,000円/枚 | 14,000円/箇所 | 28,000円/箇所 |
大・中・小の大きさの区分については、設置や交換を行うアイテムごとに基準が異なります。詳しくは、「こどもみらい住宅支援事業」のホームページをご確認ください。
外壁、屋根・天井又は床の断熱改修
こちらのリフォームは、外壁や屋根、天井、床に断熱材を入れるなどして、自宅の断熱性をアップさせるものが対象です。受け取ることが出来る補助額は、以下の表の通りです。
外壁 | 屋根・天井 | 床 | |
全体断熱 | 102,000円 | 36,000円 | 61,000円 |
部分断熱 | 51,000円 | 18,000円 | 30,000円 |
全体断熱と認定されるには、断熱材の使用量を意識して改修工事を行う必要があります。リフォーム会社と相談して進めると安心です。
エコ住宅設備の設置
「こどもみらい住宅支援事業」を活用すれば、エコ住宅設備の設置でも補助金を受け取ることが出来ます。対象となる設備と補助額は、下記の通りです。
設置台数によらず種類に応じて補助金を受け取ることが出来る設備 | ||
太陽熱利用システム | 高効率給湯器 | 高断熱浴槽 |
24,000円 | 24,000円 | 24,000円 |
設置台数ごとに補助金を受け取ることが出来る設備 | ||
節水型トイレ | 節水型トイレ | 節湯水栓 |
(掃除しやすい機能を有する) 19,000円/台 | (左記以外)17,000円/台 | 5,000円/台 |
まとめ
エココでは省エネリノベーションにも力を入れています。現在の住環境に不満があり、省エネ性能の高い住宅へのリノベーションをご検討の際は、ぜひお気軽にお問い合わせください。