リノベーションコラム
不安にならない為のリノベーションのローンの組み方と資金計画
中古住宅を購入してリノベーションする人が増えています。
こだわりの条件に合う住まいを見つけて、おしゃれな間取りに生まれ変わらせたら、毎日の暮らしがきっと楽しくなるはず。
…でも、現実的な問題としてまず気になるのは「お金」ですよね。
リフォーム費用はローンで借りられるの?
住宅ローンにはどんな種類があるの?
頭金ってどれくらい必要なの?
中古住宅の購入とリノベーション費用には、どのような支払い方法があるのかを解説していきます。
中古住宅を購入するなら、物件探しとリノベーション計画を並行しながら進めていくのがおすすめです。気に入った物件を見つけてから考えても大丈夫だろうと思っていると、住宅の購入に思いのほかお金が掛かってしまい、リノベーションの内容を大幅に縮小することに…といったことにもなりかねません。また、住宅購入とリノベーション費用を一本化したローンを組むことで、支払いの総額を抑えることもできます。
新居への引越し費用も忘れずに考えておきましょう。特に年度末の2〜3月は、新生活に合わせて引越する人が集中する繁忙期。そのため、引越し費用が他の時期に比べて高めとなります。また、既に住んでいる家をリノベーションする場合は、工事期間中は仮住まいの家賃の支払いが必要になります。そして仮住まいへの引越し、新居への引越しと2回の引越し費用も必要です。
新生活をきっかけに、家具や家電を新調するケースが多いです。
頭金とは、物件価格の一部をローンを利用せずに支払う費用のこと。近年では頭金ゼロで全額住宅ローンを利用するケースも多いですが、1割程用意できるとローンの審査に有利だったり、月々のローン返済の負担が減って安心です。
リノベーションすることを前提に中古住宅を購入する場合は、リフォーム+住宅ローンをセットで組むのがおすすめです。リノベーションは部分リフォームに比べて工事費用が高いため、たった数%の違いでも総支払額には大きな差が出てきます。また、返済期間も長くなるため、月々の家計への負担を軽減することができますよ。
中古住宅を購入したものの、住んでから「やっぱりリノベーションしよう」と思っても、あとから工事費用を住宅ローンに組み込むことはできません。リノベーション費用をローンで支払いたい場合は、住宅を購入する時点で資金計画をきちんと立てることが大切です。
住宅ローンやリフォームローンにはいくつかの種類があります。各ローンの特徴を知って、返済計画をシミュレーションし、ライフスタイルに合ったものを選びましょう。具体的なローンの種類は次の項目で説明していきます。
目次
リノベーションと一緒に考えたい資金計画

リノベーションには、物件費、工事費とは別にかかる費用が
中古物件を購入してリノベーションする場合、「購入費用」と「工事費用」のほかにも、さまざまな諸経費の支払いが必要です。諸経費の目安は物件価格の5〜10%ほどとされていますが、購入金額や住宅ローンの種類によっても変わってきます。手数料などの諸経費
不動産の購入にかかわる手数料や税金などをまとめて諸経費といいます。一例として、不動産仲介手数料・保証料・火災保険料・登記費用・印紙税などがあります。引越し代・仮住まいの家賃

家電・インテリア用品・家具などの購入費用

頭金

リノベーション工事費を住宅ローンに組み込む
住宅の購入代金は一括払いで、という人もいないわけではありませんが、ほとんどの人は住宅ローンを利用して支払っていきます。また、中古住宅を購入してリノベーションする場合には、住宅の購入費用だけでなくリフォーム費用にもローンが利用できます。リフォームローンとは、その名の通り住宅のリフォーム費用のためのローンです。住宅ローンとはどのような違いがあるのでしょうか?おおまかな特徴を比較してみましょう。リフォームローン
金利が高い(3~5%ほど) 借り入れ期間が短い(最長15年ほど) 融資を受けられる限度額が低い(〜500万円ほど)住宅ローン
金利が安い(1%以下) 借り入れ期間が長い(最長35年) 融資を受けられる限度額が高い(リフォーム費用と合わせて1億円ほど) かつてリフォーム費用の支払い方法といえば、現金で支払うか金利が高めのリフォームローンを利用するかのどちらかでした。近年は、住宅ローンの中にリフォーム費用を組み込める商品を取り扱う金融機関が増えています。
ローンの選び方
