リノベーションコラム
おしゃれなキッチンにするための『見せる収納基本ルール5』
リノベーションを行う際に、キッチンに棚を取り付け、「見せる収納」をされるお客さまが多くいらっしゃいます。
見せる収納は、お部屋のインテリアスタイルにマッチすると、より雰囲気を出すことができます。
また、出し入れがしやすいので、おしゃれに見えて片付けも楽になるメリットもあります。
しかし、
・収納したいものが多くてどうしてもごちゃごちゃしてしまった。
・うまく統一感がでない
など、難しいと思っている方も多いのではないでしょうか。
上手に見せる収納を楽しんでいる人と、そうでない人。
今回は初心者の為の見せる収納ルールをご紹介します!
5つのポイントを守ればすっきりとした見せる収納が完成しますよ!
見せる収納に欠かせないのが壁に取り付けるタイプの「ウォールシェルフ」や「ラダーシェルフ」です。
ラックと置くのとは違い、今あるスペースを有効活用できるので、キッチンが狭くなる心配もありません。女性でも簡単に取付することができ、ホームセンターでも購入できます。
キッチンをオープンにしたら、吊り戸棚は設置したくない、でも収納もほしい!そんな方におすすめなのが天吊タイプのオープンラックです
ワイングラスホルダーとの組み合わせが人気です。
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実例の前にまずは、これさえ守ればおしゃれに見えるキッチンの『見せる収納』のチェックポイントです。
見せる収納に大切なポイントは、選ぶ・反復する・すき間です、まずは統一感を出した配置を行い、そこからアクセントを入れます。
また、見た目だけにこだわらず、便利で使いやすい・収納につかれない、キッチンの見せる収納を目指します。
それ以外の『見せたくないもの』は見えないようにしまいます。
次に『見せたいもの』の中から同じデザインや、シリーズのものをまとめます。
同じシリーズを反復させることで、統一感が出ます。また統一感の中に、ポイントカラーを入れることでアクセントにもなりますよ。
日常的によく使うものを収納棚の上に置くと、出しにくく、また片づける時も無理な姿勢をしないといけないので、維持するのに疲れてしまいますよね。
使用頻度に応じて収納する位置を考えることで、おしゃれが継続できる見せる収納ができますよ。
まずは、家で使う食器類。こちらは毎日使うので、ゴールデンゾーンといわれる一番届きやすい位置に置きます。
来客用のおしゃれな食器や、ストックは使用頻度が少ないので棚の上の方に収納をします。
重いものは棚の下に置くと、落下時も危なくないですよ。
物と物の間が狭いとどうしても窮屈に見えがちで取り出しにくいので、すき間はある程度開けておきます。
すき間があることですっきりと見えますよ。
また、もの同士の横位置をぴったりとそろえることも大切です。
カラーや形がばらばらになりがちな小物は瓶やかごに収納してから飾ると、統一感が出ます。
デザインのそろわないお皿などは、カラーに合わせた布をかければ違和感もなく、またホコリやあぶらの対策にもなります。
①反復がされていない
②同じシリーズがばらばらに配置されている
③密度がばらばらで前後もばらばら
背景がグレーなのでベースカラーに白、グレーを選択。
中間に濃いグレーや黒を持ってきました。そして、メタルをアクセントとして取り入れています。
①反復がされている
②同じシリーズをそろえている
③均等に配置し、余白を取っている。前後もそろえている
見せたくないものは引き出しに収納。
見せる収納で困るのがお手入れ方法、特にホコリやあぶら対策ではないでしょうか。
せっかくきれいに配置をしても、汚れが気になったり、お手入れが大変だと毎日がつらいですよね。
キッチンに近いので全く避けることは難しいのですが、少し工夫をするだけで汚れにくく、メンテナンスが楽になります。
目次
おすすめの棚と選び方
キッチン廻りの『見せる収納』におすすめしたいのが、『壁付けウォールシェルフ・ラダーシェルフ』と『天吊ラック』です。壁付けウォールシェルフ・ラダーシェルフ

天吊ラック

素材を決める
木製のものを多く見かけますが、お客さまの中にはシックなステンレス製のラダーシェルフを取り付けられたお客さまもいらっしゃいましたよ。 お好みのインテリアスタイルに合わせて収納棚の素材を選んでみてくださいね。おしゃれに見えるキッチンの見せる収納5つの基本ルール

収納棚に乗せるものを選ぶ。見せたいカラーや、素材を3種類決める
すべてのものを収納棚に乗せると、物が多く、どうしてもごちゃごちゃしがちです。キッチンをすっきりと見せるためには『見せたいもの』と『見せたくないもの』を分けることが初めの第一歩です。 まずは、カラーや素材の統一。お部屋のインテリアに使われているものから、テーマとなるカラーや素材を3種類決めます。 その3種類をベースに『見せたいもの』を決定します。 例えば、カラーを茶色と決めた場合、コルクや木も素材は違うのですが、カラーがそろっているので、マッチしますよ。
同じデザインはそろえて置く

使う頻度に合わせて位置を決める

重いものや普段使わないものは、一番下の布ラックに収納することで統一感と、使いやすさを大切にしました。
すき間、余白を大切にする

どうしてもテイストがそろわない場合は瓶や、かごに収納する、布をかける

種類の違うポットやカップは、ワイヤーラックに収納をし、統一感を出しています。
キッチンの見せる収納失敗例・成功例
見える収納失敗例

見せる収納成功例

見せる収納のお手入れ方法ーホコリ・油対策
