小さな子どもの笑顔は親にとってはかけがえのないもの。
子どもが嬉しそうに笑っている表情を見るだけで幸せな気持ちになる反面、実際には家事や育児に大忙し…。
なかなか余裕がないという毎日を過ごしている人もいるかもしれません。
でも、「子育て中」というポイントを意識したリノベーションで快適空間に変われば、子育てがもっと楽しくなるはず。
子どもがのびのびと育つためには、「親がゆとりを持てる」「子どもの安全が確保できる」住まいづくりが大切です。
また、親子のコミュニケーションも子どもの心の成長につながります。
そのような願いが叶えられそうな、リノベーション術を8つ紹介していきたいと思います。
子供の安全面に配慮したリノベーション術
子どもの安心のために自然素材を取り入れる
子育てをしていると壁紙や床材の化学物質が子どもに影響がないのか心配になりますよね。
リノベーションをするときには、「費用を抑えたい」と言う思いで、安価な材料を選ぶ人が多いかもしれません。
でも、子どもの安全を考えると体に優しい自然素材がおすすめです。
珪藻土
珪藻土は、壁そのものが呼吸をしています。
空気中の水分を吸い部屋の湿気を緩和、そして乾燥しがちな空気になれば壁から水分を出してくれます。
空気中の湿度をコントロールしてくれる有能な素材なのです。
一般的な家庭で使われているビニールクロスは、そういった効果がないので部屋の状況によっては「いつの間にか壁紙がカビだらけ…」なんていうこともあるでしょう。
空気中に散るカビの菌は、子どもの体だけでなく家族みんなの健康にも影響があります。
珪藻土は、子育て中のご家庭に注目されている素材のひとつです。
壁にはもちろん、天井にも塗ることができます。
その他にも体に優しい自然素材がありますのでリノベーションをするときには注目してみてはいかがでしょうか。
エココでは通常のクリーム色の珪藻土以外にも、76色のカラーバリエーション豊富なカラー珪藻土も取り扱っています。
お部屋のアクセントに、子供部屋にやさしいカラーを使うとより一層かわいさが引き立ちますよ。
→珪藻土
→カラー珪藻土
無垢材フローリング
無垢フローリング+畳のキッズスペース
天然木100%の一枚の木材でできている無垢材は安心・安全の自然素材です。
床暖房を入れていなくても、ヒヤっとせず温かみがあるのが特徴です。
現在は足をしっかり踏みしめることができず、土踏まずのない子供もいるともいわれています。
無垢材は加工をされていないそのままの木なので摩擦も多く、程よく滑りにくいので、
元気に走り回るお子様の転倒防止にもなりますよ。
無垢材で年中裸足でしっかり歩ける「裸足教育」してみませんか?
→標準パック!選べる自然素材無垢フローリング
安全&楽しいバスルーム
子どもと一緒にお風呂に入るのは育児中の楽しみのひとつでもありますよね。
それには、安全なバスルームを考える必要があります。
浴室の床は、水分が溜まらない加工がしてあると表面が乾きやすく滑りにくい床になります。
子どもが転ぶリスクも減って安心です。
洗い場の床下に断熱層があるバスルームは床自体も柔らかめにできています。
「畳を踏んだときの感覚に近い」とよく言われるような柔らかさで、子どもを洗ってあげるときに膝を床に付いても痛くなりにくいのが特徴です。
まずは転びにくいことが大切ですが、万が一転んでしまった場合も床が柔らかいほうが安心ですね。
また、子どもと一緒にお風呂に入ることができる「ワイドタイプ」の浴槽を選ぶ子育て世代も増えてきています。
ただ、浴室全体の広さによってはワイドタイプの広めの浴槽を入れることによって「洗い場が狭い」と感じることもあるかもしれません。
そもそも一戸建てやマンションによって浴室サイズはそれぞれ異なり、ユニットバスのサイズも多様。
全体的なバランスと「子どもの安全」の両方を考えながら浴室リフォームをして、子育て中のバスタイムを楽しみましょう。
エココでは、リノベーションの標準ベースパックに、TOTOの魔法瓶浴槽がついています。
子供と数を数えながらゆっくりお風呂に浸かってもお湯が冷めにくい作りになっています。
また、水垢のつきにくい「お掃除ラクラク鏡」や、滑リにくく乾きやすい人気の「カラリ床」が標準でついていますので、ママもラクラクです。
子どもに優しい床材…クッションフロア
床材には、フローリング、畳、カーペット、フロアタイル、クッションフロアなどのさまざまな種類があります。
なかでも安い費用でリフォームできるクッションフロアは、子ども部屋に人気です。
ビニール素材のクッションフロアは、掃除がしやすいのがメリット。
小さな子どもを育てていると「ジュースをこぼした」など、慌てて掃除をするシチュエーションも多いですよね。
クッションフロアなら、カーペットのように素材に染みこむ心配がないので慌てずゆっくり掃除ができます。
また、貼替えも比較的お安くできますので、汚れが目立ってきてしまったら簡単に違った柄に貼替えができるというメリットもあります。
また「クッションフロア」という名前から分かるように、クッション性が高い素材です。
フローリングのような硬さがないので、元気いっぱい遊ぶ子どもが転んでもそれほど痛くないので子ども部屋の床材として選ばれやすくなっていますよ。
子供とのコミュニケーションを大切にしたい方へのリノベーション術
子どもとコミュニケーションが取りやすくなる対面式キッチン
家族の食事作りは毎日欠かせない家事ですよね。
リビングと離れている独立型のキッチンの家庭だと、料理をしているときに子どもの様子が気になる人も多いのではないでしょうか。
料理の途中でリビングに子どもの様子を見に行き、そしてまたキッチンに戻って料理再開…。
料理がなかなか進まず、集中もできませんよね。
そこで、おすすめなのが対面式キッチン。
リビングとキッチンが同じ空間にあることで、料理中でも子どもの様子を見ることができます。
対面式だから、子どもとのコミュニケーションを取りながら料理ができるでしょう。
それに、リビングとキッチンの行き来がなくなるので、料理時間の短縮にもなります。
今まで孤独だったキッチンも明るい空間になって、料理タイムが楽しくなりそうですね。
家族が顔を合わせる機会が増えるリビングイン階段
リノベーション前の階段の位置にもよりますが、子育て世帯で注目されているのが「リビングイン階段」。
上階に行くにはリビングにある階段を通っていきます。そのため、自然に子どもたちと顔を合わせる機会が増えるのです。
2階建ての戸建住宅では、子ども部屋が2階にある家庭も多いもの。玄関から階段へ直通で行ける場合、子どもが学校から帰宅したときに直接2階にあがっていくこともあるかもしれません。でも、リビングイン階段なら「ただいま」「おかえり」という挨拶を交わしつつ、子どもたちの顔を見ることができます。外出時と帰宅時に子どもの表情チェックもできるので、小学校・中学校・高校と進むにつれても親子のコミュニケーションが減りにくくなる傾向にあるようです。
自立心や個性を育てるキッズルーム・キッズスペース
じっくりと一人で遊びこむ経験は子供にとって集中力を高めたり、自立心を育てるという面で大切です。
子どもが小さい場合は、目が届かないと危ないこともありますので、リビングの一角にキッズスペースを作ってあげるのはいかがでしょうか。
キッズスペースといっても、プレイマットを引いてあげるだけでも大丈夫です。
もう少し大きくなれば、兄弟で1部屋をキッズスペースとして用意し、その後子供部屋として使うなど、成長に合わせて配置やレイアウトを変えるといいですね。
個性や自立心を育て、親子のコミュニケーションもより深いものとなってきますよ。
お掃除をラクラクするリノベーション術
家事や育児に追われる毎日。部屋を掃除するだけでも一苦労。
少しでも、毎日のお掃除が楽にできれば親がゆとりを持って、子供と接する時間が増えるかもしれませんね。
そんな方にはお掃除を楽にするリノベーションパーツをご紹介します。
汚れが付きにくい素材を使う
汚れがつきにくい!きれいクロス
せっかくの新しいわが家の壁に、クレヨンで書いた子供の芸術作品が。。。なんてことがよくありますよね。
壁紙はいったん汚れが付くと取れにくく、また、張り替えるのも一苦労ですよね。
「きれいクロス」はクロスに表面に撥水加工がされていて、ツルツルしているので、
汚れがふき取りやすいですよ。
また、引っかき傷につよいので、多少の子供のいたずらにも耐えれますよ。
→傷に強くて汚れがつきにくい!きれいクロス
システムキッチンを食器洗浄機付きに。
食器洗いの手間を省ける食器洗浄機は、ロボット掃除機、全自動洗濯乾燥機についでの新三種の神器の1つですよね。
毎回洗うのが面倒な食器洗い。シンクに置きっぱなしなのも不衛生で嫌ですよね。
最近の食器洗浄機は高温洗浄とパワフルな水流でしっかりキレイ!手洗いよりも節水・節約に優れ、長い目で目れば経済的。
キッチンまわりもスッキリしますよ。
→食器洗浄機設置
その他おすすめのリノベーションパーツ
「こんなパーツあるんですね。」「すごい便利~」とお客さまから好評だったパーツ集の中から、子育て世代の皆さまに是非知っていただきたいパーツをご紹介しますね。
どれも目からうろこの便利アイテムばかりですよ。
チョークペイント
壁の落書きはダメ。と子供に言い聞かせるより、思い切って、壁一面を落書きスペースにされたお客さまもいらっしゃますよ。
こちらは、チョークペイントで廊下の壁一面を黒板にしています。
お子様と一緒にお絵描きを楽しんだり、みんなでお勉強をしたり、お楽しみのスペースに。
ハンモック
最近大人にも子供にも人気なのが、お家の中で設置ができるハンモックです。
昼間は子供たちの遊べる遊具として、元気いっぱい遊んだ後は、お昼寝をするベッドとして。
また夜の大人時間には、ハンモックの上でゆったりと読書タイムを楽しんでいただけますよ。
ロフト、ステップフロア
マンションでも高さを工夫すれば、ロフトやステップフロアも可能です。
子どもってちょっと高くなっていることろ好きですよね。
お家の中でも、フラットなマンションだからこそ視線が少し高くなるところがあると特別な場所になります。
ロフトの下を収納にしてごちゃごちゃとしがちな子どもグッズを一気に収納するも良し、
秘密基地のような、子どもの「こもり空間」にするのもきっと楽しいですよ。
おわりに
子育て中のリノベーションでは、子どもを中心に間取りや素材を考えていく人が多いと思います。
子どもがのびのびと育つためには、「親がゆとりを持てる」「子どもの安全が確保できる」という住まいづくりが大事です。
また、心の成長にも大きく関係するのが子どもとのコミュニケーションです。
コミュニケーションを取りやすい間取りにリノベーションし、家族の温かさが感じられる素敵な住まいづくりをしてみてくださいね。