リノベーションコラム
スケルトンリノベーションだからできる「全面配管更新」
スケルトンリノベーションだからできる「全面配管更新」。
エココのリノベーションパックでは、「配管更新」が基本プランとして入っています。ところがお客さまの中には、どこの配管を更新するのか、配管更新することのメリットはなんなのか、配管更新という工事自体にあまりピンと来ていない方もいらっしゃいます。
今回は、サンリフォームが行う、配管更新についてまとめです。配管更新のメリットを知っていただくことで、漏水事故や日々の生活の不安を解消していただきたいと思います!
ヘッダー工法とは、給水、給湯配管のスタート地点に、出口の異なる給水給湯管を集合させ、各所への分配するユニット(ヘッダー)を作り、どの管がどの設備につながっているかを一括で管理することが出来る工法です。
目次
床下にある配管の種類をご紹介
まずはマンションの床下に張り巡らされている配管の種類をご紹介したいと思います。 水道に上・下水道の2種類があるように、マンションの室内を通る配管にもきれいな水を運ぶ給水管と汚れた水を運ぶ配水管があります。給水管
キッチン、お風呂、洗面所、トイレなどで使用する水を通す管です。給湯管
キッチン、お風呂、洗面所、トイレなどで使用するお湯を通す管です。汚水管
トイレなど汚水を流す管です。雑排水管
台所・浴室・洗面・洗濯からの生活排水を通す管です。追い炊き管
追い炊き機能のついた浴室の場合は、浴槽内の冷めたお湯を給湯器まで運び、再び温められたお湯を浴槽に戻すための2本セットの配管があります。ガス管
ガスを送る管です。水分はないので、腐食や劣化をしていることが少なく、そのまま使用できることもあります。 エココリノベーションパックの配管更新では、専有空間内の「給水管」「給湯管」を全て新しく取り替えます。 追い炊き機能のある浴室を選択した場合は、追い炊き管ももちろんセットで新しくなります。配管更新すると何が良いの?メリットは?
マンションでは、水を各場所へ運ぶための配管が床下をめぐっています。 寿命が50年~60年といわれているマンションですが、配管の交換タイミングは15年~25年と言われています。 配管更新とは、マンションの水道配管をいったんすべて取り除き、新しくすることです。 マンションの古い配管をそのまま使用すると、水漏れを起こしたり、蛇口から赤さびが出たりとトラブルの原因や健康問題にもつながります。配管を更新することで、安全で清潔なお水を使うことができ、トラブルを未然に防ぐことが出来ます。 スケルトンリノベーションでは、マンションの骨組みのみ残し、一度すべて解体してから新たに設計しなおすので、もちろん床材もはがし、床スラブも丸出しにします。 それと同時に古い水道の配管を新しいものへと更新できますので、リノベーション時期が配管更新のタイミングにぴったりです。デメリットはあるの?
配管をすべてきれいにできるので、デメリットは特にないのですが、いったん床をすべて取り除かないといけないため、リノベーションではなく、簡単なリフォーム感覚でご検討されている方にとっては、床をあちこち開口する必要があり、大掛かりな工事になるかもしれません。床下を全て撤去してから行う配管更新に比べ、床材を必要なとこだけはがしながら行う工事の場合、時間と費用がより多くかかります。配管更新技術「さや管ヘッダー工法」

さや管とは
築年数30年を超えるのマンションの場合、使用されていた給水・給湯配管の素材は金属であることが多く、さびやすく、特に接続部分が腐食し、漏水やつまり・においの原因となってきました。 さや管とは、水やお湯を通す合成樹脂管(架橋ポリエチレン管)を覆う樹脂製の管のことです。さや管の内部に給水、給湯配管を通す2重構造の配管工法ですので、水とお湯の管が傷つくのを防ぎます。やわらかくて曲げやすい
これまでの金属管の場合、基本的に管はまっすぐ作られていますので、継き手を使ってカクカクしながらキッチンや洗面所といった水道の出口までつながっていました。 そういったつなぎ目から腐食が起こったりとトラブルのもととなっていたのですが、合成樹脂管は柔らかい管のため、途中で継ぎ合わせることなくカーブしながら部屋中に給水管を行きわたらせることが出来ます。 しかしやはり合成樹脂管は柔らかく傷に弱いので、さや(鞘)管でしっかりと保護する2重構造となっています。錆びない、交換しやすい
樹脂製なので錆びることはありませんが、中の配管が劣化した場合、さやの中だけ新しい管を通しなおすことが出来、床や天井をはがす工事が必要ないため、メンテナンスのための工事期間も費用も少なくて済みます。ヘッダー工法とは
