DIYが大好きなサンリフォームのデザイナー遠藤です!
前回は
DIYする際の壁紙貼りの基本的な貼り方とコツを伝授いたしました。今回は壁紙を貼る時のよくあるご質問にお答えしたいと思います。
賃貸タイプのマンションでもシールタイプの壁紙なら大丈夫?
賃貸マンションは退去の時に原状回復をすることが決められています。そのため、DIYをあきらめている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
ところが、壁紙のシールやノリの技術の向上で、賃貸マンションの壁紙に貼って、はがせるタイプの壁紙もたくさん販売されています。
ノリでつけるタイプのものは、裏側がフリースなどの紙ベースではない頑丈な壁紙を選べは、はがす時に裏紙が残らずきれいにはがせます。あとは、水ぶきで仕上げればOKです。シールタイプの壁紙も同様です。
注意しないといけないポイントとしまして、
元の壁紙がビニール壁紙か紙壁紙かということです。
一般的な賃貸のお部屋ですと、国産のビニール壁紙で仕上がっている場合がほとんどですが、紙の壁紙ですと、はがす時に元の壁紙も一緒にはがれてしまいます。また、塗装してある壁に接着力の強いのりやシールで壁紙を貼ってしまうと、
壁紙と一緒に塗装が剥がれてしまう恐れがありますので、最初の確認が大切です。
壁紙の張替え時期はいつくらい?
壁紙の
耐用年数は約5~10年といわれています。長年そのままにしておくと、色褪せたり、黄ばんできたりし、匂いもしみ込んだりします。
張り替えると、お部屋がスッキリ見え、見た目も気分も気持ちよくなります。
壁紙のよごれをそのままにしておくと、
壁の下地まで傷んでくることもあります。
天井の壁紙の張り替えは難しい?
天井の壁紙の張り替えは、脚立を使い、ずっと上を向いていないといけないので、できるだけ早く終わらせたいですよね。
その場合は、あらかじめ天井に印をつけておくとまっすぐに貼ることが出来ます。
また、肩や腕も疲れてきますので、お二人くらいで作業をするといいですよ。
リフォーム職人に頼んだ場合とDIYした時の比較を知りたい
『DIYは自分でお得に自分でリフォームができるというのが一般的な考えだけど、実際職人さんに頼むのとどのくらいちがうのだろう?』とふと思ったことはありませんか?
サンリフォームで施工する場合と比べてみましょう。例えば、6畳程度のお部屋の一面だけ張り替える場合を考えてみましょう。
施工時間
壁紙剥がし
まず、もともと貼ってあった壁紙をはがす作業ですが、壁紙のめくれやすさによってだいぶかわります。築年数が浅く、壁紙が比較的剥がれやすいマンションで、6畳程度のお部屋ですと、職人の作業で
10~20分程度で終わります。
めくりやすい壁紙でしたら、DIY初心者でも30分~1時間程度ではがせます。しかし、壁紙が古かったり、接着が強かったりすると、職人でも1時間以上かかることもあります。
パテ処理
次に壁をフラットにするパテ処理ですが、これも壁のもともとの綺麗さが大きく関係します。
また、厚みを調整しながら不陸を無くすパテ塗り作業はDIY初心者には慣れるまで時間がかかることでしょう。
真っ直ぐなボードのつなぎ目を埋めるだけでしたら、職人が丁寧に作業して、パテを練るところから始めて、1時間程で完了します。速乾パテの場合は1~2時間で乾くので、乾燥後にヤスリで表面をなめらかにするのに30分。重ね塗りが必要な箇所があれば繰り返します。
壁紙貼り
さていよいよ壁紙の貼り作業ですが、一般的な国産の壁紙の場合、クロス職人の手にかかれば30分~1時間程です。ちなみに私が自宅の壁を一面だけシール状のクロスでDIYしたときは、貼るだけで2時間かかりました。。。脚立を準備したり、ものをどかしたり、後片付けしたり、全部でだいたい3時間位だったと思います!
費用
クロス職人さんによる貼替えの場合、一面をアクセントクロスとして張り替えるための、壁紙剥がしや下地処理、廃材処分などを含めて
2~3万円程です。
DIYの場合、道具代とクロスの購入費で
1万円程です。
貼替えの広さや、仕上がりの綺麗さ、手間や今後も道具を使うのかなども考慮してDIYにチャレンジするのか、プロにクロス貼りを依頼するのか考えたいですね。