リノベーションコラム
打ち合わせで悩まない。リノベーションのイメージの見つけ方・伝え方
リノベーションを決断されてから、初めてのお打ち合わせまでお客さまはどのように過ごされているのでしょうか。夢が膨らんでワクワクしていらっしゃる方。初めてのことでドキドキしていらっしゃる方。イメージが決まらず困っていらっしゃる方。皆さまそれぞれの思いを持たれて初めてのお打ち合わせに足を運ばれると思います。
初めてのことでイメージの見つけ方や伝え方に悩まれていませんか?
今回はリノベーションの第一歩。初めてのお打ち合わせに向けてのイメージの見つけ方、ご要望の伝え方についてまとめてみます。
目次
リノベーションの第1回目の打ち合わせって何をするの?
初めての打ち合わせでは、まずご家族のことや、現状の生活を把握したいので、お話をたくさんさせていただきます。 現状の不満、したい暮らし、憧れのインテリアはもちろん、仕事・食事・家事など、かなり具体的な部分までありとあらゆる事をヒアリングをします。 現状の困っていることや、生活スタイルを詳しくお伺いした分だけ、室内の使い方や配置など提案できる数が増えていきます。 例えば、バルコニーでのプチガーデニングを趣味とされている場合、お部屋の中にもグリーンをおけるようにインナーテラスをご提案したり、すぐに手洗いができるように洗面室へアクセスする入り口を2つ設けるといったご提案ができます。 共働きのご夫婦の場合は、カウンターキッチンにすることで朝の用意をスムーズに行えたり、洗面台を普通より大きめにすることで2人一緒に身支度ができるなど、少しの工夫で生活がしやすくなるご提案ができます。 「新聞は読みますか?」「歯ブラシはどこに置きますか?」など、ヒアリングの際にお伺いする質問の一部ですが、一見リノベーションと関係のないような事もプランニングや設計をする上での大切な確認項目となります。ヒアリング内容(一部)
デザイン
憧れのインテリア、したい暮らし、好きなこと嫌いなこと、好きなカラー、好きなお店現状
現状の不満、現在の間取り、生活習慣家族
家族構成、家族の年齢、性別、ペットのこと生活スタイル
生活リズム、共働き家庭か、仕事(家の中でするかどうか)、食事の時間取り方、家事について、趣味将来
子供、ペット、祖父母との同居はあるか、今後仕事を始める予定はあるかお打ち合わせ回数の目安
一回目の打ち合わせですべて決まっちゃうの?とご不安な方もいらっしゃるかもしれませんがご安心ください。サンリフォームでは平均5回(2カ月~3カ月間)お打ち合わせを行い、工事に取り掛かることが多いです。 下記はお打ち合わせ例ですが、これに限ったことではありません。大体の目安としてお考えください。 2週間に1回の打ち合わせ 期間:3カ月打ち合わせ1回目
ヒアリング2回目
図面や3D・スケッチなどで確認 見積金額もご確認いただけます。3回目
間取りなどのプランを固める4回目・5回目
電気・内装のご相談、決定リノベーション後のイメージを探してみましょう
インテリアスタイルの数はもちろん、床一つとっても、様々なパーツがあり、自由なのがリノベーションの売りなのですが、逆に決めづらさを感じられる方も多いようです。まずは、初回のお打ち合わせまでに、自分がどのようなデザインやスタイルが好きかを確認してみましょう。 雑誌の切り抜きや、ネットで見つけた画像、カフェやショップの写真をもとに「どこが気に入ったか」、「ここはもっとこうしたい」と、想像を膨らましながら考えるところからスタートをします。 例えば、「この床が好きで似た雰囲気にしたいけど、壁紙はもっと明るい感じがいい」など、実際の写真を基準にして比べていくと決まりやすいですよ。 スタイルは1パターンに決める必要はなく、いくつものお気に入りから、オリジナルのスタイルを作り上げていきます。リノベーションイメージの参考になる雑誌+ホームページのご案内
スーモジャーナル:たくさんの事例はもちろん、人気の街ランキング・マンション選び・住まいに関するコラムも充実しています。 relife+ (リライフプラス):中古マンションを買って、自分好みにリノベーション。参考になる沢山の実例を紹介するとともに、工事費や住宅ローン等のリアルな情報、リノベ会社情報やインテリアショップなどの情報も充実。 サンリフォーム施工事例:全国で施工実績で50,000件以上の当社の施工事例ページです。お客さまの生活に合わせたご提案とデザインの住まいづくりを心がけています。夢の住まいに向けてスクラップを集めましょう
もし、初回のお打ち合わせまでに時間があるようでしたら、お気に入りの画像をスケッチブックなどに貼り、どこが気に入っているか、どのようにしたいかを簡単にメモしたものを沢山ストックしましょう。 最初ははバラバラのスタイルでも大丈夫です。デザインに迷っている方や、はっきりとしたデザインイメージができていない方も、続けていくうちに、リノベーションしたいデザインの方向性が明確になってきます。お打ち合わせの時に持ち込めば立派な資料となります。イメージを伝える時は余白をもって
イメージや要望を伝える時には、「写真と同じものを作ってほしい」よりも、「こんな雰囲気をベースに、自分たちに合うように提案してほしい」というように、デザイナー・プランナーに余白を残す以来の仕方がおすすめです。現状のお悩みをリノベーションで解決できることも!
→この事例の写真をもっと見る 好きなインテリアスタイルを決めることは、内装や家具を決めることにつながりますが、現状のお悩みを解決することは、部屋の間取りや配置など設計を決めることにつながります。 例えば、人がたくさん集まるお家の場合は、ダイニングキッチンを広くし、ホームパーティが楽しめる設計にすることもできます。 「こんなことリノベーションに関係ないかな?」「無理かもな・・・」など思わずに、是非希望をお聞かせください。難しいかもしれませんが、心を開いてなんでもお話をしてもらえますと、事例や経験から、「こんなことができますよ!」と、また違うご提案をすることが出来ます。打ち合わせに持っていくとイメージが伝わりやすいもの
→この事例の写真をもっと見る 「夢の住まいに向けてスクラップを集めましょう。」で作ったスクラップ帳ですとイメージが伝わりやすいです。その他に、お部屋の写真だけでなく、置きたい家具や、取り付けたい雑貨やグリーン、飾りたいポスターがある場合はその画像なども印刷して持っていくと伝わりやすいです。小物まで含めた全体のイメージをデザイナーがつかみやすいので、提案もより好みを反映したものになります。 最近は好みの画像をSNS上でスクラップされているお客様もたくさんいらっしゃいます。 インスタグラム:おしゃれ画像や事例写真の宝庫。海外のインテリア事例なども簡単に探せます。「#」で好みのイメージを見つけやすいのもポイントです。 RoomClip :真似しやすい、リアルなお部屋の写真が多く、使用したタイルのメーカーなどを具体的に記載している投稿が多いです。 ピンタレスト:web上で見つけた好きな画像をどんどんスクラップしていくのにピッタリのSNSです。web上で作れるアイデアブック感覚で利用されているお客様が多いです。 雑誌もリノベーション・リフォームの専門雑誌だけではなく、ファッション雑誌やCasa BRUTUSを持ち込まれるお客さまもいらっしゃいますよ。エココのお客さまはこうしている
以前、「色の感じが好き!」という事で、曇った日の海の写真を内装材のお打ち合わせにお持ちになったお客さまがいらっしゃいました。それまでは、さわやかなブルーを中心にデザインをしていたのですが、ちょっとアンニュイ系のブルーにテーマを変更して、タイルや壁紙、塗装色をお勧めました。まとめ
リノベーションの初めてのお打ち合わせは、伝えたいことがうまく伝わるのか、ご不安な方も多いかと思います。大切なことは、プランナー・デザイナーとコミュニケーションを円滑にとり、一緒に住まいを作り上げていくことです。 ■お打ち合わせの前からメールや電話であらかじめコンタクトを取り話しやすい状態を作っておく。 ■自分自身がどのようなリノベーションにしたいかを明確にするために理想のデザインをスクラップしておく。 ■無理とは思わずにやってみたいこと、改善したいことを話し合う。 ■打ち合わせの時には、部屋の写真に加えて、飾りたい小物やポスターなどお気に入りの物の写真を沢山持ち込む。 お打ち合わせの中だけですべてを考えて決定することは難しいので、事前にご家族で話し合っておくと、お打ち合わせ当日もスムーズに相談が出来ます。 サンリフォームでは世田谷ショールームで実際の物を触ったり、無垢フローリング、エコカラット、珪藻土壁を体験しながらお打ち合わせをすることもできますので、ご希望の方はお問い合わせください。 マンションライフをもっと楽しくするような、一生モノのリノベーションを応援いたします!新着記事
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