リノベーションコラム
お気に入りのお家が出来るまで【床材編】
本日はお家の雰囲気を決める上でとても大切な【床】についてご紹介します。
フローリングにするかタイルにするか、フローリングでも無垢フローリングにするかシートフローリングにするかでお家の雰囲気やかかるコストが大きく変わってきます。
本日は、そんな床材について人気のものを事例や特徴をふまえながらお伝えいたします。
床材について
居室(リビングや寝室など)の床材で代表的なものとしてはフローリングがあります。キッチンや洗面所など水まわりなら水や汚れに強いフロアタイルやクッションフロア、長尺シートなども人気です。
まずは一番よく使われるフローリングについてその種類や特徴についてご紹介します。
主なフローリングの種類
一言にフローリングといってもいくつか種類があります。代表的なものは『無垢フローリング』『挽き板フローリング』『突板フローリング』『シートフローリング』などです。
【無垢フローリング】一枚の木材で出来ている天然木そのももの床材です。木の質感を直接感じられ、手触りもよく人気のフローリングの一つです。また、無垢フローリングは冬でもひんやりしないのが特徴です。温度や湿度による膨張や収縮の影響は受けやすいので施工に注意は必要です。天然木そのものなので、フローリングの中で一番コストがかかります。
【挽き板フローリング】挽き板フローリングとは、2~3mmの板状の天然木材を表面に貼り、その下に合板を張り合わせて作るフローリングのことです。無垢フローリングと質感もほとんど変わりませんが、無垢に比べコストは抑えられます。温度や湿度による膨張や収縮の影響は無垢フローリングと同様に受けやすいです。
【突板フローリング】突板フローリングとは、0.2~0.3mmの薄くスライスした天然木材を表面に貼り、その下に合板を張り合わせて作るフローリングのことです。見た目の印象は無垢フローリングと近い印象になります。無垢フローリングに比べ質感に硬さを感じますがその分コストは抑えられます。
【シートフローリング】表面に木目などを印刷したシートを張ったフローリングのことです。シートなので質感は他のフローリングに劣りますが、価格やお手入れのしやすさで人気です。コストを抑えるならシートフローリングがおすすめです。

フロアタイル
次に、フローリングと合わせて居室にも使われるフロアタイルについてご紹介します。
フロアタイルとはポリ塩化ビニルの素材で作られたタイル状の床材です。木目調や石目調など色柄が豊富なため、お部屋の雰囲気に合わせて選ぶことができます。
また、水に強くお手入れも簡単な為、水まわりにもよく使われます。
廊下からリビング、キッチン、洗面所まで同じ床材で揃えることができるので統一感のあるお部屋にすることができます。フローリングよりも傷に強い為、ペットや小さなお子様がいるお家におすすめです。

石目調のフロアタイルをリビングに使用した例。目地を入れることで本物のタイルのようになります。

一見フローリングのようですが木目調のフロアタイルを使っています。LDKがより広く感じられるようキッチン、ダイニング、リビングと床材を統一しています。
クッションフロア
最後にご紹介するのはクッションフロアです。クッションフロアは塩化ビニル素材でできたシートロール状の床材です。180cm幅の大きな一枚のシートで貼れる為、フロアタイルやフローリングに比べ継ぎ目が少なく防水性に優れていて、フロアタイルより質感が柔らかく、ヒヤッとしにくいのが特徴です。また、色柄が豊富なのでちょっとしたアクセントに使うのもおすすめです。

洗面室の床に遊び心のあるクッションフロアを施工しました。
まとめ
いかがでしたでしょうか。床はお家の中で最も範囲が広いので床を変えるだけでお家の雰囲気は大きく変わります。
フローリングにするか、フロアタイルにするかクッションフロアにするか。
石目調のフロアタイルで目地があるもので本物のタイルのようにするか、などリフォームは考えるだけでわくわくしますね。
ぜひ、細部にこだわったリフォームでお気に入りのお家を実現してください。
次回は【建具】編です!